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至高のグラブ

大谷翔平[エンゼルス/投手・外野手] 歴史を刻むこだわりのグラブ

 

メジャーで生き残るためには、グラブ選びも妥協はできない。機能はもちろんのこと、異国で自己主張するためのアイテムでもある。2021年、MLBで奮投する日本人3投手のグラブを紹介しよう。
【ダルビッシュ有/前田健太 の紹介はこちらから】

取材・文=滝川和臣 写真=椛本結城、Getty Images

金箔をほどこしたようなアンチック加工が目を引く。ウェブのロゴマークは、フェニックスがモチーフ


「和」をイメージ


 メジャーのホームラン争いで両リーグトップを走るMLBエンゼルスの大谷翔平。今季はバットのみならず、投手としての活躍も見逃せない。8月19日には今季8勝目を挙げ、投手でも調子を上げてきた。当然、彼の最新グラブにも注目が集まる。今季は昨年のブラックだったグラブから、カラーとデザインを一新した。アシックスが制作する最新モデルを間近で見ると、まるで工芸品のような芸の細かさに驚かされる。同社でグラブ・バッティング用手袋企画担当の澤野善尋さんは語る。

「和のテイストをイメージしています。捕球面を除いた甲側の金箔(きんぱく)が散りばめているような処理は、『アンチック加工』と呼ばれ、特殊なコーティングをほどこしています」

捕球面には自身の投打をイメージした「二刀流」ロゴが入る。グラブだけではなく、ほかのアイテムにも使われている


 グラブ自体の皮革は“えんじ”とブラックの2色。ウェブの両面、バックサイドには型押しで柄が入れられる。開幕前にグラブを初めて見た大谷からも・・・

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