野球の9つのポジションには特徴があり、グラブに求められる要求もそれぞれ異なる。現在、プロ野球の一線で活躍する選手たちはどんなグラブでプレーしているのか。巧者のグラブをここに紹介しよう。
取材・構成=滝川和臣　写真=榎本郁也、BBM


Manufacturer　ATOMS

　大学2年生からアトムズの内野手用グラブを使っています。知り合いの方にすすめられたのがきっかけでしたが、すぐに気に入りました。形や革、質感がよかったのと、何より親身になって相談を聞いてくれ、自分の好みやスタイルに合わせて作ってくれる。それが一番ですね。


　僕は二塁を守るのでしっかりとしたポケットが欲しい。あとはゲッツーでのピボットでスムーズにプレーできるように、大学生のころからリクエストをしてきました。その上で出来上がったのが、今使っているグラブですね。

　具体的に見ていくと、ポケットに関して僕は“当て捕り”するタイプではなく、確実にボールを捕ってから次のプレーに移りたい。打球を処理する際もしっかりと捕球できるポケットが好みです。ゲッツーのときも・・・