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至高のグラブ

ポジション別巧者のグラブ2 捕手・中村悠平 同じモデルで10年以上戦う 何万球ものボールを受けるミット

 

野球の9つのポジションには特徴があり、グラブに求められる要求もそれぞれ異なる。現在、プロ野球の一線で活躍する選手たちはどんなグラブでプレーしているのか。巧者のグラブをここに紹介しよう。
取材・構成=依田真衣子 写真=ヤクルト球団提供、井田新輔

茶と黒のツートン。過去には赤や青も使用したが「最近は渋めの色を使っています」と中村


Manufacturer ZETT

 僕がミットを選ぶ上で大事にしているのは、手とのフィット感。使いやすさ、扱いやすさ、操作性を一番に考えています。大き過ぎるのも小さ過ぎるのも嫌なので、自分の手の形に合ったものにしています。なので、僕のミットは結構小さめだと思いますよ。オールスターなどで他チームの捕手のミットをはめさせてもらったりもしますが、僕のは一回り小さい気がします。

フィット感を大切にしているため、サイズは小さめ。ポケットも浅くしている


 もともとこのミットは、先輩の小野公誠さん(元ヤクルト)に借りたものが元祖なんです。プロ1年目か2年目だったと思いますが、借りたときにすごくしっくりきたんですよ。それに少しずつアレンジを加えて、もう10年くらい同じタイプのものを使っています。

 特徴としては、ミットの中、薬指の部分に、丸っこい指止めをつけています。そうすると・・・

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