泣いても笑っても残りあと25試合前後。最高の結果をつかむために、指揮官たちはそれぞれ今、何を思い、これからをどう戦っていくのだろうか。 Vへ突き進め! 指揮官たちが描く最終盤戦術【パ・リーグ編】 ※成績など情報は9月26日現在 【1位】東京ヤクルトスワローズ
監督に就任した2020年から、高津臣吾監督の方針は、一貫して変わらない。「負けたときはみんなで落ち込み、勝ったときはみんなで大喜びできるようなチームにしたい。どうして負けたのか、全員で考えられるチームが理想」。チーム一丸の姿勢を強調し続けてきた。
その考えはしっかりと浸透し、選手会長の
中村悠平は「とにかく助け合いながらっていうのをモットーにやっています。前の打者がダメなら、次の打者が何とかする。とにかくみんなで助け合っていくことを、意識してやれている」と話す。全員が当事者意識を持って、最後まであきらことがあっても僕らは崩れない」という指揮官の言葉どおり、充実しつつある投手陣に加えて、リーグトップの523得点を誇る打線がガッチリかみ合う。打線は中村の言葉どおり、誰かが不調でも誰かがカバーできるような好打者が並んでおり、どんなに劣勢でも逆転の可能性がある。優勝戦線最終盤、最後まであきらめない粘り強さと勢いで、チーム一丸となって戦う。
【2位】阪神タイガース
1球、1場面ごとに全集中していくだけ、という状況だ。打線が1点でも多く相手より奪い・・・
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