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MLB特集 二刀流が行く

エンゼルス・大谷翔平 快挙ならず 103年ぶり偉業は持ち越し

 

あのベーブ・ルース以来、誰もなし得なかった偉業は、持ち越しとなった。雄たけびを上げながらの力投も、103年ぶりの2ケタ勝利&2ケタ本塁打ならなかった。
写真=Getty Images

自身初のシーズン150奪三振に届くほど素晴らしい内容だったが、味方打線の援護なく偉業達成を逃した


2021年投手 23試合9勝2敗、130回1/3、156振、防御率3.18
2021年打撃 149試合133安45本98点24盗、打率.258

 勝ちたかった──。

 “怒”をほとんど見せたことがない男の感情が爆発した。7回裏、ベンチで味方の攻撃を見守った。だが自身の勝ち星が消えた瞬間、バットを下にたたきつけ、怒りの表情でベンチ裏に消えた。

「勝てなかったのもそうですし、ゲームとして、最後追いつかれるというのも、自分の責任かなと思います」

 現地時間9月26日、マリナーズ戦。2021年の本拠地最終戦。大谷翔平自身が103年ぶりとなる2ケタ勝利&2ケタ本塁打に王手をかけて先発のマウンドに上がった。歴史的瞬間を見守るために2万2057人のファンが訪れた。大谷はその声援を背に受け、初回から全力投球。ヒットは打たれたものの・・・

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