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2021ドラフト注目選手CLOSE-UP【大学生編】

山下輝(法大/投手)&三浦銀二(法大/投手) 152キロを誇る左右の二枚看板

 

法大は新型コロナウイルスの集団感染で、8月20日から活動休止。自宅療養・待機期間を経て、9月25日に練習を再開させた。東京六大学リーグ戦は日程変更の措置により、ドラフト2日前、10月9日からの出場となる。「運命の日」を前に、試練と向き合う左右の両輪の心情に迫った。
取材・文=岡本朋祐

写真提供=法政大学野球部


 野球部員148人を束ねる法大の主将・三浦銀二は活動再開にあたり、合宿生活における感染予防対策の再徹底、勝利への姿勢を確認し合った。「約1カ月が空きましたから、モチベーションが下がっていたのは事実。全員でピリッと引き締めていこう、と。東京六大学野球連盟の関係者のご理解により、この秋、神宮で試合をさせていただけるので、感謝をプレーで示さないといけない。野球ができるので、ワクワクしています」

 法大の投手が主将を務めるのは29年ぶり。チームのことを第一にして動くが、自身の進路も控える。

「リーグ戦開幕、ドラフトも間近。違った緊張感と不安はありますが、目の前のできることをやるしかない」

 福岡大大濠高では3年春のセンバツ8強進出。高校日本代表ではU-18W杯(カナダ)で銅メダル獲得に貢献した。法大では1年春から登板し、4年春までに通算10勝。夏場のブルペンでは自己最速を2キロ更新する152キロをマークした。状態を上げていた矢先での活動休止であった。

「スピードは意識していませんが、一つの指標にはなります。152キロは指のかかりと、ボールがいっているな、という感覚はありました。こだわっているのは・・・

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