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日本シリーズPREVIEW いざ“下剋上”決戦!

ヤクルト 全員野球は短期決戦でも変わらず四番・村上を中心に打力で上回れるか

 

【シーズン成績】
143試合73勝52敗18分、勝率.584、625得点 531失点 142本塁打 70盗塁
チーム打率.254 チーム防御率3.48

全試合で四番を担った村上。主砲が持ち味を発揮できるか


[打撃力&機動力]出塁+長打で大量得点を


 リーグ屈指の強力打線だが、短期決戦で対戦経験の少ない相手に対し、どこまでつなぐ攻撃ができるかがカギになるだろう。

 山田哲人村上宗隆の三番、四番コンビはともに30本塁打、100打点超えで、それは一番の塩見泰隆、二番の青木宣親がチャンスメークする攻撃の形が機能しているからこそだ。長打もあり、俊足も備えるリードオフマンの塩見が出塁すれば、打線は勢いに乗る。日米通算2593安打を放っている青木のミート力も衰え知らずで、ベテランの巧打は幾度もチームを救ってきた。CSで第1戦、第2戦ともにお立ち台に上がった“お祭り男”の塩見の出塁は、頂上決戦でもカギを握る。

 五番以降にサンタナ中村悠平と、打力のある打者が並んでいることも大きい。山田、村上との勝負を避けられても、下位打線が走者をかえす。七番にはオスナが座り、どこからでも得点できる。

 このダブルクリーンアップ打線で、チーム得点数は12球団唯一の600以上(625)を記録した。チーム打率はリーグ3位の.254ながら、リーグトップの513四球をもぎ取り、出塁率.333はリーグトップだ。それぞれが冷静にボール球を見極める力、甘い球を一発で仕留められる力を備えており、文字どおりの“つなぐ攻撃”ができれば大量得点が望める。そして・・・

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