得点力不足に悩む中日が早くから1位指名を決めていた。パンチ力のある打撃はもちろん、守備や走塁にも高いセンスを感じさせる。立浪ドラゴンズ1年目のゴールデンルーキー、無限の可能性を秘めた22歳はチームの救世主となれるのか。 取材・構成=牧野正 写真=BBM 父親はガーナ人、母親は日本人のハーフ。尊敬する選手はMLB史上初の黒人プレーヤーとなったジャッキー・ロビンソンだ
輝きのある選手になりたい
──ドラフト会議から数週間がたちましたが、あらためて今、どのような気持ちですか。
ブライト ドラフト1位という実力以上の評価をいただけたことをうれしく思っています。ただ、まだ自分は実力もないので、うれしいという気持ちよりも、もっとこれからしっかりやらないといけないという気持ちのほうが強いです。
──中日から1位で指名されたときは非常に驚いた様子でしたが。
ブライト うれしかったのと驚いたのと……プロは小さいころからの夢でしたし、両親の夢でもあったので、それがうれしかったですね。自分では指名されるにしても下位かなと思っていましたから。
──希望球団はありましたか。ドラフト会議の数日前から、中日と相思相愛と報じられていましたが。
ブライト どうしてもこの球団に行きたいというのは、正直なかったです。ただ僕も中日が高く評価してくださっているという報道を見るにつれ、スカウトの方も熱心に来てくださったこともあり、中日だったらいいなと。でも、どの球団であれ、下位であれ、指名されたら喜んでプロへ行くつもりでした。
──中日の印象は?
ブライト 野球を知っている選手が多いなと感じています。打って走って守るだけではない野球をしているというか、チーム力が本当に高いなと。主力選手がしっかりしていて、その主力選手に対して若手選手も信頼している、慕っているという印象があります。
──中日と聞いて思い浮かぶ選手は?
ブライト う〜ん、誰だろう。やっぱり落合(
落合博満)さんですかね。三冠王を3度も獲得した素晴らしい打者です。
──来季から中日は
立浪和義新監督の下で新しいスタートを切ります。立浪監督の印象は?
ブライト 中日の象徴というか、本当にチームのことを愛している方ですし・・・
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