週刊ベースボールONLINE

人事往来最前線 2021→2022

不屈のハングリー精神 “明日”を信じて待つ男たち

 

キャリア豊富な選手であっても、厳しい現実を突きつけられる選手は多い。結果がすべてのシビアな世界だからだ。ここでは7選手をピックアップ。彼らの身に何が起こったのか。戦力外通告を受けた選手の現状を見ていこう。
(※内容は2021年12月8日本誌発売日時点)

楽天・牧田和久 燃え尽きぬサブマリン


牧田和久/「いつでも動けるように」と準備をしながら吉報を待つ


 日本球界復帰2年目で非情な通告を受けた。2017年オフに西武からパドレスへの移籍が決まり、1年目はメジャー、2年目はマイナーでマウンドに上がった。19年オフに帰国すると、楽天と2年契約。1年目の20年はチームトップの52試合に登板するなど、中継ぎとしてフル回転を見せた。しかし今季は17試合と登板数が激減し、ホールド数は22から2と落ち込む。戦力外を告げられた際には「そうだよな」を受け入れざるを得ない状況だった。

 37歳とプロ野球選手としては岐路に立つ年齢ではあるが、それでも「体、気持ちともにまだまだできると思っている」と意欲は十分。日米のマウンドでの経験、そして何より「サブマリン投法」という武器で、再浮上の機会を模索する。

ロッテ・大嶺祐太 再起はまだ道半ば


大嶺祐太/今季、救援登板で約4年ぶり勝利を手に。復活の道は始まったばかり


 再びマウンドへ。右ヒジを痛めて2019年1月にトミー・ジョン手術を受けて同オフに育成契約となった07年入団のドライチ右腕。昨年8月支配下に再登録され、今季は・・・

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