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2022プロ・アマ球界大展望

2022高校野球展望 センバツ出場32校1月28日の選考委員会で発表 第94回選抜高校野球大会「3.18」開幕予定

 

第94回選抜高校野球大会は2022年3月18日から13日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日を含む)、阪神甲子園球場で開催される。出場32校(一般選考枠29校、21世紀枠3校)を選出するセンバツ選考委員会は1月28日に大阪市内で行われる。
(選手の学年は4月以降の新学年)

2021年11月に行われた明治神宮野球大会では大阪桐蔭高が初優勝。2年生左腕・前田のほか、3年生投手も豊富であり、V候補に挙がることは間違いない。明治神宮大会枠は近畿地区に与えられ、一般選考枠は1増の7になる[写真=矢野寿明]


2年生スラッガーに注目


 全国10地区の優勝校が出場した21年秋の明治神宮野球大会では、大阪桐蔭高が初優勝を飾った。春のセンバツ、夏の選手権、秋の国体を含めた「四大大会制覇」は史上8校目。旧チームは春夏連続で甲子園に駒を進めたが、センバツは初戦敗退、夏の選手権は2回戦敗退と力を発揮できなかった。21年夏からのレギュラーは正捕手・松尾汐恩(3年)のみ。新チームは星子天真(3年)を中心に一人ひとりが自覚を持ったプレーで役割を果たし大阪大会、近畿大会、明治神宮大会と公式戦15連勝で締めた。2年生左腕・前田悠伍が急成長を遂げ、3年生も別所孝亮川原嗣貴、左腕・川井泰志、藤田和也とそろう。攻撃陣も明治神宮大会では3試合で38得点を挙げ、海老根優大(3年)、伊藤櫂人(3年)、松尾が本塁打を放っており強力だ。一冬を越え、さらなる飛躍を誓っており、V候補に挙がるのは間違いない。

 22年のセンバツは、左の2年生スラッガーが甲子園に集結する。花巻東高・佐々木洋監督の長男・麟太郎は明治神宮大会で2本塁打を放ち、強烈なインパクトを残した。2年秋の時点で高校通算50本塁打。主な高校生で1位とされる早実・清宮幸太郎(現日本ハム)が同時期で22本塁打であり、ハイペースで量産しており、甲子園でのパフォーマンスにも注目が集まる。また・・・

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