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2021年プロ野球ペナントレース総括

公式戦出場全選手レコード付き 西武・2021年ペナントレース総括 4年連続チーム防御率最下位打線も得点圏を演出できず 1979年以来42年ぶりの最下位に

 

若林の離脱もあり、一番を固定できなかったことが打線の不振につながった


投手力 PITCHING REVIEW


 42年ぶりの最下位となったがチーム防御率3.94は4年連続リーグ最下位と投手陣の改善を果たせなかったのが要因の一つだ。947奪三振、662四死球も同最下位。先発3本柱の高橋光成(62)、松本航(64)、今井達也(99)が四球でリーグワースト3を占めた。4月6日の楽天戦(メットライフ)では4投手で13四球、1死球を献上。1試合14四死球と13四球は、いずれも球団ワースト記録で2対13と大敗。辻発彦監督も「ふがいない試合をしてしまった」と肩を落とした。

 得点圏のチーム被打率は.230で最も低かったが、被打点は422で、リーグ唯一の400台。得点圏で同5位の28本塁打を浴びるなど、一発長打で得点を許してしまっている。先発の平均投球回5.45もリーグ最下位。高橋、松本は平均6回超、今井は5回後半だったが、それ以外にイニングを稼げる先発がいなかった。先発左腕の勝利もわずか2勝。リリーフも左腕不足で左打者のチーム被打率.266もリーグで一番悪い数字だ。今秋のドラフトで・・・

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