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2021年プロ野球ペナントレース総括

公式戦出場全選手レコード付き 日本ハム・2021年ペナントレース総括 投手陣は健闘も決定打欠乏症 リーグ最下位の打率&得点で3年連続5位に終わる

 

今季限りで退任した栗山英樹監督[左]の最終戦で、パ・リーグ新人唯一の2ケタ勝利となる10勝をマークした伊藤


投手力 PITCHING REVIEW


 チーム防御率はリーグ3位の3.32と、2020年の4.02から大幅に改善された。先発陣はエース・上沢直之が12勝、防御率2.81とキャリアハイの成績を残し、リーグ2位の21試合でQSを記録するなど、安定感抜群だった。ルーキー・伊藤大海もパ新人唯一の2ケタ勝利となる10勝、防御率2.90をマーク。奪三振141はリーグ3位と文句なしの活躍だった。左腕・加藤貴之は6年目で初の規定投球回到達。先発106試合目でプロ初完投、初完封も果たし、先発ローテを守り抜いた。3投手が規定投球回に達したのは15年以来6年ぶりのことだ。

 リリーフ陣の安定感も光った。42ホールドポイントをマークし最優秀中継ぎ投手賞に輝いた堀瑞輝を軸に、ブライアン・ロドリゲス、20試合連続自責点0の河野竜生、防御率1.86の井口和朋らセットアッパーが大健闘。中継ぎ防御率2.80は圧巻だった。抑え転向の杉浦稔大はリーグ3位の28セーブを挙げたが、被本塁打9と失敗も目立ち、22年への課題も残った。

攻撃力 HITTING REVIEW


 低迷の原因は得点力不足に尽きる。チーム打率.231、454得点はともに・・・

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