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2021年プロ野球ペナントレース総括

公式戦出場全選手レコード付き 広島・2021年ペナントレース総括 打率トップも得点効率に課題 抑えの奮闘もその前が固まらず追い上げるも4位にとどまる

 

ルーキーながらクローザーに指名された栗林[左]は、最終的に新人最多タイの37セーブを挙げた


投手力 PITCHING REVIEW


 先発陣は、大瀬良大地九里亜蓮森下暢仁の右の三本柱は、調子の波はあったが総合的には順調な働きを見せた。大瀬良はシーズン後半に追い込み10勝、森下は8勝に終わったが防御率はリーグ4位の2.98と安定感を見せ、九里は13勝を挙げて自身初タイトルとなる最多勝を獲得した。右の先発では野村祐輔がゼロ勝に終わったのが誤算。20年に5勝を挙げた遠藤淳志も、勝ち星が挙げられなかった。

 左腕の先発では、前半勝てなかった床田寛樹が、9月に月間MVPを獲得するなど復活して計5勝。玉村昇悟も後半に勝てるようになり4勝、高橋昂也も5勝して先発陣を支えた。

 救援陣では、新人ながらクローザーに指名された栗林良吏の活躍が出色。プロ初登板でセーブを挙げると、そのまま新人の初登板以来の連続無失点記録を22試合まで更新。防御率0.86でシーズンを投げ抜き、新人最多タイの37セーブを挙げた。

 ただセットアップは塹江敦哉が安定せず、森浦大輔コルニエルらを入れ替えて起用したが固められず。終盤に島内颯太郎が踏ん張ったが、課題が残った。

攻撃力 HITTING REVIEW


 開幕前の構想が狂い・・・

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