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2021年プロ野球ペナントレース総括

公式戦出場全選手レコード付き DeNA・2021年ペナントレース総括 強力打線は健在も先発・抑えともに投手陣が誤算 序盤につまずき、6年ぶり最下位

 

9月の中日戦で2試合連続先頭打者弾の桑原。打率3割超え、リードオフマンに返り咲いた


投手力 PITCHING REVIEW


 開幕6連敗、4月にも10連敗と序盤でつまずき、最後まで盛り返せずに最下位に沈んだ最大の要因は、チーム防御率4.15とリーグワーストに終わった投手陣にあった。先発投手が試合をつくることができず、開幕ローテは早々に崩壊。期待された平良拳太郎はトミー・ジョン手術、阪口皓亮と新人・入江大生はそれぞれヒジのクリーニング手術を受けるなどケガ人に泣かされ、前年2ケタ勝利を挙げた大貫晋一も打ち込まれた。先発防御率4.37、先発の平均投球イニングは5.17回にしか届かなかった。チーム最多勝は大貫の6勝、前年に続いて規定投球回に到達した投手がゼロの屈辱のシーズンとなった。

 リリーフ陣もクローザーが安定せず、三嶋一輝山崎康晃がたびたび痛打され最終的には抑え不在のままシーズンは閉幕。それでも先発はシーズン後半、左肩手術の今永昇太が復帰し、大貫と新助っ人のロメロが安定し出した8月以降の月間防御率は3点台と持ち直した。10月にはトミー・ジョン手術を経た東克樹が復帰後、初白星を挙げるなど2022年に向けて明るい光も差し込んでいる。

攻撃力 HITTING REVIEW


 チーム打率.258、チーム得点559はともに・・・

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