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歴代背番号大百科 ─[特別企画]─ 番号別で見る、込められた選手の思いと傾向

歴代背番号大百科 NUMBER「#9」「#10」

 

ここでは背番号順に歴代の名選手を紹介し、選手たちがその番号に込めた思い、球団を越えて共通する特徴、傾向などを探っていきたい。
※名前下の球団は、その背番号の着用と関係なく、現役時代に所属したNPB、MLB球団[外国人選手の来日前後は除く。監督と表記のあるものは監督時代のみ] 。着用年数はその背番号を着けた年数[コーチ、監督時代含む。引退試合は除く] 。名前とポジションは主なもの。また1950年代までの球団名についてはスペースの都合上一部省略

(左)小久保裕紀[ダイエー→巨人ソフトバンク/内野手] 着用1994-2003、2007-12
(右)藤村富美男[阪神/内野手] 着用1936-38、43、46-58


「#9」波乱万丈の選手生活を送った個性派たちが多い


 苦[9(く)る]しむ響きがあるからでもないだろうが、ケガからの復帰、コンバートが多い波乱万丈の番号でもある。広島三村敏之が1979年、ヤクルト杉浦享が87年、巨人・有田修三が88年、さらに2003年、右ヒザのケガで棒に振ったダイエー(現ソフトバンク)の小久保裕紀が巨人に移籍した04年にカムバック賞を獲得している。フェンスに頭をぶつけ大ケガをした阪神の佐野仙好もこの番号だ。

杉浦享[ヤクルト/外野手] 着用1978-93


 入団時から9を着けた小久保は、巨人移籍時は6で、ソフトバンクに復帰した07年から再び9に戻った。球団も巨人在籍時は空き番号としていており、引退後は永久欠番もあるかと注目されたが・・・

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