移籍も含めて、2022年シーズンから背番号を変更して挑む男たち。ある者は先輩に恥じない活躍を誓い、ある者は新しい歴史をつくろうと意気込む。訪れた転換期に周囲の期待も高まる。 チーム一筋の先輩から魂も受け継いで
来たる2022年シーズンに向けて、チームは気持ちを新たにする。特に、昨季から背番号が変わる選手たちは“心機一転”の思いが強い。ただ、番号が変わるだけ、と言うなかれ。選手によっては、これまでの流れがひっくり返るような転換期となることだってある。
愛着のあった番号から「ひらめき」で変更を決めたのは、
オリックス・
吉田正尚。これまで変更しようと考えたことはなかったと言うが、「思い付いてから、何かモヤモヤしたまま1年間やりたくないなと思った」。「34」から「7」へ。スイング同様、迷いのない決断が吉田らしい。
とはいえ、吉田のようなケースは珍しい。よく見られるのは、尊敬する先輩から譲り受けるケース。今オフも、ソフトバンク・栗原陵矢が、新たな背番号「24」で“先輩超え”を誓う。この番号は、昨季限りで引退した長谷川勇也が着けていた番号だ。ソフトバンク一筋15年、常にストイックに打撃と向き合ってきた長谷川に対し、「たくさんのことを教わりましたし、野球に対する姿勢だったり、いろいろなところを見てカッコいい、野球人としてああなりたい、と思っていた」と語る栗原は・・・
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