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背番号ストーリー2022 ─数字に宿る魂─

12球団背番号事情最前線 チームで輝き続けるスペシャル番号【セ・リーグ編】

 

ここからはチームの象徴として継承されてきた12球団のスペシャル番号を紹介していく。どのチームでも大切に扱われるナンバーがあり、今後の活躍次第では永久欠番となる可能性も。各球団の最新事情を探る。
【パ・リーグ編はこちら】

ヤクルト「1」 ミスタースワローズの系譜



 通算2173安打、通算打率歴代3位。数々の記録を打ち立てた若松勉が18年間着けた背番号1は、“ミスタースワローズ”の称号としてチームを代表する選手に継承されてきた。それは池山隆寛岩村明憲青木宣親と受け継がれ、現在は山田哲人が背負う。山田は、2015年に自身初のトリプルスリーを達成、史上初の本塁打王と盗塁王の同時受賞でリーグ制覇に大きく貢献した。その活躍が認められ、16年より背番号「1」を受け継ぐこととなる。その後も2度のトリプルスリー達成に加え、昨季は20年ぶりの日本一に導く活躍を見せている。

S背番号はみだしチェック!
「6」元山飛優 レジェンドに続く活躍に期待

 守備の名手・宮本慎也が19年間着用した背番号「6」。2013年に宮本が引退して以来、7年間欠番だったが、21年から元山飛優が着けている。昨季、97試合に出場。今後、ショートの定位置を不動のものにし、レジェンドのように攻守でチームを支えることができるか。

阪神「6」 金本知憲以降に継承が出てくるか!?



 好打者・田宮謙次郎藤田平和田豊と継承してきた背番号「6」。2003年に広島からFA移籍してきた金本知憲が着け、主軸として2度のリーグ優勝に貢献。好打者から「強打者」の背番号に変化した。金本自身が監督として指揮を執った3年間で「6」を着けたが、選手としては金本引退の12年以降、誰も背負っておらず、今年で10年間空き番号となる。6に限って言えば長い阪神の歴史の中で初めてのこと。それだけ重い数字になってしまったと言えるだろう。同じような強打者タイプの佐藤輝明は「8」。今後、6を任せられる左の強打者を獲得するまで空き番号になり続ける可能性は大だ。

T背番号はみだしチェック!
「8」佐藤輝明 生え抜きスラッガー番号にする

 佐藤輝明が背負う「8」は1980年代から移籍してきた左の巧打者が着ける傾向が強かった(田尾安志片岡篤史福留孝介など)。それを今季の目標に「本塁打王」とする佐藤輝が・・・

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