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背番号ストーリー2022 ─数字に宿る魂─

12球団背番号事情最前線 チームで輝き続けるスペシャル番号【パ・リーグ編】

 

ここからはチームの象徴として継承されてきた12球団のスペシャル番号を紹介していく。どのチームでも大切に扱われるナンバーがあり、今後の活躍次第では永久欠番となる可能性も。各球団の最新事情を探る。
【セ・リーグ編はこちら】

オリックス「7」 偉大なる“超人”の系譜



 不思議な血が流れている!? 糸井嘉男阪神に移籍した2017年から空き番だった「7」を今季から吉田正尚が背負う。昨季までの34に思い入れがあった中での変更に「何となくですかね。パッと……。ひらめき、思いつき? そっちのほう」。背番号7の先輩・糸井を彷彿させる(?)トークで周囲を笑わせたが「長女も7月7日の誕生日で、自分も生まれた月が7月。3+4で7とか、パッと決めました」と変更の意味もある。阪急時代に着けた“世界の盗塁王”こと福本豊もユニークな発言が注目を集めたもの。2年連続首位打者の吉田正も“超人”の血も継承するか!?

B背番号はみだしチェック!
「99」杉本裕太郎 成り上がりの“昇天ナンバー”に

 ドラフト順位は10位。大学、社会人を経ていた杉本裕太郎のプロ入り時の年齢は24歳だった。一番下からはい上がる意味を込め、選んだのは支配下選手最大の数字。6年目の昨季は四番に定着して本塁打王、ベストナインを受賞と浸透した“昇天ポーズ”のごとく成り上がった。

ロッテ「8」 栄えあるミスター番号



「球団の顔」となる数字だ。1952年入団の山内一弘(和弘)が背負い、通算2057安打を放って“ミスターロッテ”と呼ばれた有藤道世の背中でも輝いた。日本一に輝いた2005年には勝負強い打撃が光った今江敏晃が着け、17年からは中村奨吾が偉大な番号を継承。「(着用することで)自覚も変わる。来年はレギュラーを取って、中心選手になって球団の顔になってほしい」と球団は大きな期待を寄せ、昨季から主将に就任して二塁のゴールデン・グラブ賞とベストナインを受賞した。あとは、チームを勝たせること。悲願の優勝に導けば、文句なしの“ミスター継承”となる。

M背番号はみだしチェック!
「17」佐々木朗希 球界最速への挑戦

 超大台への期待が込められる。大船渡高3年時に165キロを計測し“令和の怪物”と呼ばれた佐々木朗希。背番号17は170キロの超大台を期待されてのもの。一軍デビューを果たした昨季の最速は・・・

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