週刊ベースボールONLINE

背番号ストーリー2022 ─数字に宿る魂─

【背番号の記憶】内藤尚行(#53→24→29→63)「プロ入り前から24はずっと着けたかった。ノムさん流に言えば、念ずれば花開くですね」

 

野村ヤクルト初年度の1990年から2年連続開幕投手を務めた右腕。明るい性格で“ギャオス”とも言われた内藤尚行氏は、現役時代、3つの球団で4つのナンバーを背負っている。それぞれの番号に、どのような思いがあったのか。ギャオス流爆笑? 背番号話を披露いただこう。

【1989-94】ヤクルト #24


誕生日と出席番号24


 えっ、背番号について面白い話ですか? ちょっと待ってください。今、思い出します。う〜ん、よし! ご期待に添えるかどうか分かりませんが、頑張ってみましょう!(笑)

 僕は1987年ドラフト3位でのヤクルト入団です。2位が土橋(土橋勝征)、4位が飯田の哲ちゃん(飯田哲也)ですから、まずまず豊作ドラフトと言っていいんじゃないですかね。

 最初に着けたのは53です。そのあとヤクルトでは五十嵐亮太君が着けたり、ほかのチームでも50番台の主力選手はたくさんいますが、当時は明らかな二軍番号です。正直、悔しかったですね。口の悪い先輩には53で「ゴミ」とか言われましたけど(笑)、いつかもっと若い番号を着け、ダイヤモンドになってやるって誓ってました。

 2年目に一軍に定着してから、ずっと24を着けたいと思って・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング