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歴代背番号大百科 ─[特別企画]─ 番号別で見る、込められた選手の思いと傾向

歴代背番号大百科 NUMBER「#25」「#26」

 

ここでは背番号順に歴代の名選手を紹介し、選手たちがその番号に込めた思い、球団を越えて共通する特徴、傾向などを探っていきたい。
※名前下の球団は、その背番号の着用と関係なく、現役時代に所属したNPB、MLB球団[外国人選手の来日前後は除く。監督と表記のあるものは監督時代のみ]。着用年数はその背番号を着けた年数[コーチ、監督時代含む。引退試合は除く]。名前とポジションは主なもの。また1950年代までの球団名についてはスペースの都合上一部省略

(左)別当薫「#25」[阪神→毎日/外野手] 着用1948-56
(右)内海哲也「#26」[巨人西武/投手] 着用2004-18


「#25」四番から代打男まで大砲ズラリ


 25の象徴的な選手が別当薫だ。1948年に入団した阪神でダイナマイト打線の一角を担い、甘いマスクもあって人気者となった。50年にセ・パ分立で毎日(現ロッテ)に引き抜かれると、本塁打王&打点王、さらにトリプル3を達成し、パのMVPにも輝いている。強打者の系譜では、阪急(現オリックス)のダリル・スペンサーもいる。64年に来日し、1年目から36本塁打。190cmの巨体ながらパワーだけの選手ではなく、メジャー最先端の“考える野球”の伝道者でもあった。チームに細かな戦術を教え、「野球博士」とも言われた。阪急の25とともに、スペンサーからクセの見抜き方を受け継ぎ、代打本塁打世界記録を更新したのが、“世界の代打男”、高井保弘だ。同じく勝負強い打撃が光った25が・・・

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