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竜の逆襲 行け!立浪ドラゴンズ

中日・野手陣チェック 得点力不足も補強に頼らず、現有戦力の底上げで勝負!

 

貧打線の解消は若手の成長とレギュラー陣の復調に尽きる。激しい競争から抜け出し、誰が開幕スタメンに名を連ねるのか。

根尾昂[後方]、石川昂弥の打撃練習を見つめる立浪和義監督


ルーキーからの刺激


 ドラゴンズ新時代を予感させる放物線が沖縄の青空に映えた。2月16日。立浪監督の就任後、初の対外試合となる日本ハムとの練習試合(北谷)。主役はドラフト2位のルーキー・鵜飼航丞だった。5回。生田目翼の直球を振り抜いた当たりは打った瞬間、それと分かる推定130メートルの左越え弾。「完璧でした」と期待を抱かせる“プロ1号”となった。

 昨季、チームの打撃成績は散々だった。打率.237、405得点、69本塁打はいずれもリーグワースト。1試合平均3得点に満たなかった唯一の球団となった。投手陣が防御率リーグトップと奮闘しただけに、得点力向上が上位進出への課題であることは明らか。オフには新外国人の補強について「現時点ではちょうどいい選手がいなかった」(立浪監督)と見送り、若手の成長を促しながら現有戦力の底上げを図る道を選んだ。

 そんなチーム事情もあり、キャンプで新人が元気な姿を見せているのは何よりの朗報。鵜飼はキャンプ中に計測したスイングスピードでは、いきなりチームトップの数字をたたき出した。立浪監督は「野手はスイングスピードを上げるために練習するのに、すでに1番。打球も日本人離れしている。どんどん実戦で使っていきたい」と語る。ドラフト1位のブライト健太についても・・・

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