週刊ベースボールONLINE

2022シーズン順位予想

恒例!解説者12人 2022シーズン順位予想【パ・リーグ編】

 

ここではパ・リーグの順位予想を解説者12人にしていただく。前年のトップ2、オリックスロッテに優勝予想が集まる一方、新庄剛志新監督の日本ハムの最下位予想は12人中11人だった。
【セ・リーグ編】はこちら

ロッテ、オリックス2強の争いか BIGBOSS日本ハムはまさかの……

ヤクルト同様、最下位からの優勝を飾ったオリックス。前年の優勝予想は12人中10人がソフトバンクだった


激変した勢力図 H優勝予想は1票


 2021年にセ・リーグのヤクルト同様、2年連続最下位からの優勝を飾ったオリックス。これもヤクルト同様、前年のこの企画で優勝に挙げた解説者はおらず、最多は9人の5位だった。ちなみに前年は12人中10人がソフトバンク優勝を予想。これはこの年だけでなく、近年の傾向でもあった。

 そう考えれば、今回ソフトバンクの優勝予想が達川光男氏1人というのは最大のサプライズと言ってもいいかもしれない。真中満氏が「レギュラー陣の高齢化」を5位予想の理由に挙げていたが、最強を誇った鷹軍団も世代交代の過渡期にあることは間違いない。

 上位に関しては21年の2強であるオリックスとロッテを1、2位に挙げている解説者が多い。トップはロッテで5人。藪恵壹氏が「すごいことになっている」というプロ3年目、佐々木朗希のオープン戦での快投が最多票の大きな要因になっているようだ。

 対して今回、セパで唯一の2ケタ票となったのが、日本ハムの最下位予想で、なんと11人。それ以外とした白井一幸氏でさえ5位だった。オープン戦の快進撃はあるが、解説者は、かなりシビアな視点で見ているようだ。

真中満「5強1弱の中、Lが大逆襲で優勝」


 話題の日本ハムは若い選手が多く、他球団に比べて戦力的に厳しい。パ・リーグは5強1弱の構図になるのではないかと思います。そんな中、昨季最下位の西武を1位に予想しました。高橋光成今井達也松本航の先発3本柱の成長と新人の隅田知一郎佐藤隼輔の加入が大きい。打線は山川穂高が目覚めれば、投打ともに頭一つ抜ける可能性があります。

 得点力のあるロッテ、先発投手陣が安定している楽天は今年もAクラス入りが固いと思います。一方、オリックスは4位予想。下位打線を見ると得点力に不安が残ります。抑えの平野佳寿もベテランになり、昨季同様の活躍ができるか計算ができません。ソフトバンクはレギュラー陣の高齢化もあり、打線に以前のような怖さを感じません。投手陣は豊富ですが、楽天、オリックスに比べ、少し力が落ちるのかなと思います。

【予想順位】
1位 西武
2位 ロッテ
3位 楽天
4位 オリックス
5位 ソフトバンク
6位 日本ハム

PROFILE
真中満/まなか・みつる●1993〜2008年ヤクルト。俊足巧打の外野手で、07年にはシーズン代打最多安打(31)の日本記録を樹立。15〜17年にはヤクルト監督。

藪恵壹「佐々木朗の成長でMが最有力に」


 2年連続2位となり、戦力的にも充実、井口資仁監督も今年に懸けていると思います。投手陣もそろってきました。佐々木朗希がすごいことになっていますので、彼が勝てばチームが勢いに乗ると思います。そして捕手の松川虎生がいいですね。捕手が課題のチームで、一軍で60試合くらいマスクをかぶるようだといい流れになるでしょう。

 楽天は今年こそ先発陣がしっかり投げてくれるでしょう。問題は松井裕樹がケガをしたときの代わりとなる投手をつくれるかです。

 オリックスはチームとしては非常にバランスが取れていますが、上位2チームよりやや劣るのでこの順位で。ソフトバンクは戦力の入れ替え時期で厳しい。西武は隅田知一郎が素晴らしいですが、先発の枚数が足りない。日本ハムも全体の戦力が落ちますので厳しいですね。

【予想順位】
1位 ロッテ
2位 楽天
3位 オリックス
4位 ソフトバンク
5位 西武
6位 日本ハム

PROFILE
藪恵壹/やぶ・けいいち●1994〜2004年阪神、05〜08年アスレチックスほか、10年楽天。1年目に9勝を挙げ新人王。以後エースとして活躍した。11年から3年間阪神のコーチ。

井端弘和「Mは高位安定に佐々木朗が上積み」


 ロッテは2年連続で2位と安定感がありますし、選手たちが勝ち方を知ってきたなと思います。そこに佐々木朗希が上積みになる。貯金を2ケタしてくれれば、昨年からの単純計算でも優勝が狙えると思います。続く楽天も・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング