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ユニフォーム物語2022

ピンクの祭典『タカガールデー』の舞台裏! ソフトバンク球団が“楽しい”を形に。ユニフォームが、ファンと選手と球団を結ぶ

 

ペナントレースの最中、各球団はファンに喜んでもらおうとさまざまなイベントを企画している。今ではイベントに合わせて特別なユニフォームを製作、それを来場者に配るという試みも決して珍しくはなくなった。ソフトバンクは今年も『タカガール♡デー』に向けて“みんな”でつくり上げる。
取材・文=菅原梨恵 (c)SoftBank HAWKS

フラワーデザインを選んだリチャード選手。「大人っぽいデザインで、これを着て街を歩けそう」


“選ぶ”ことで参加する


 いつもと違う雰囲気がワクワク感を増長させる。12球団それぞれが工夫を凝らして開催している“イベントデー”。年に数回訪れる特別な日を楽しみにしているファンも多い。各イベントでは、イベントのために製作された限定ユニフォームが配布されることも。球場全体がいつもとは様変わりして、カラフルに染まる。

 福岡ソフトバンクホークスも年に数回、さまざまなイベントを開催している。イベント当日は、普段は黄色に染まる球場が“イベントデーだけのメーンカラー”で鮮やかに。中でも『タカガールデー』はピンク、ピンク、ピンク! 来場者に配布されるピンクを基調とした特別なユニフォーム『タカガールユニフォーム』のデザインは、ファンによる投票、選手による投票で決定される。

 なぜ、このように投票による形式を採用しているのか。『タカガールユニフォーム』製作について、今回、球団担当者、広報室・広報企画課の鳥原早貴さんに話をうかがった。

「ファンの皆さんによりイベントを楽しんでもらうため、選ぶところから参加していただこうと。投票の段階からイベントに参加することで、イベント当日までワクワクしたり、期待感も持ってもらえます」

 ホークスには『鷹の祭典』という一大イベントがあるが、タカガールデーもそれと並ぶ恒例イベントとしてファンの間では認知されている。イベント当日に限定ユニフォームを着て応援するのはもちろん、そのユニフォームが自分が選んだ一着となれば、楽しさが倍増することは間違いない。タカガールユニフォームが投票によって選ばれるようになったのは、2018年開催から。以降、投票スタイルもWEBを導入したりとさまざまな改良が加えられ・・・

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