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2022ルーキー最新事情

次なる新戦力は誰だ!? 球団別ルーキーの現在地【西武・ロッテ・オリックス】

 

ここからは各球団のルーキーたちの現在地を確認していこう。まだ序盤戦だが誰がチームの新たな力になっていくのか。
※各球団の表は支配下のみ、丸数字はドラフト順位
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西武・内容を求められる2人の先発左腕


<右>佐藤隼輔[投手]


 2人の新人左腕が開幕から先発ローテーションで奮闘している。ドラフト1位・隅田知一郎、同2位・佐藤隼輔。前評判どおりのピッチング内容を見せる両サウスポーは、もはやチームに欠かせない存在だ。

 隅田は開幕2戦目でプロ初勝利をマーク。その後も、高いゲームメーク能力を発揮。3試合に投げ、防御率は0.96と抜群の安定感を誇っている。佐藤もプロ初登板となった3月29日の日本ハム戦(札幌ドーム)に5回無失点でプロ初勝利を挙げた。続く4月5日の楽天戦(楽天生命パーク)は3回5失点で負け投手となったが、3戦目、12日の日本ハム戦(ベルーナ)は5回2失点。チームを勝利に導けなかったが、最低限の仕事を果たした。

 しかし、辻発彦監督の要求は高い。この日の佐藤のピッチングに関して「点の取られ方がね。(相手先発の)加藤(加藤貴之)と違って、ストライクを先行してピッチャー有利のカウントをつくることができなかった。はっきりしたボール球を少なくして、際どいコースで勝負できるようにならないといけない」と辛口評価。2ストライクと追い込んだときに勝負球を明らかにボールのコースに投げて見逃される。徐々にカウントが悪くなって四球を恐れ、制球が甘くなる点を問題視した。

 打線が低調で、チームが苦境に陥っていた現状もあったのだろう。だが、指揮官が高いレベルを求めるのも、それに応えるだけの能力があると認めているからだ。隅田、佐藤の2人の出来が今季のチームの行方を左右すると言っても過言ではない。

 その他の新人選手は二軍で修行中。ドラフト4位・羽田慎之介ら高卒は体づくりがメーンとなっている。キャンプで“鬼肩”が注目されたドラフト3位・古賀悠斗は・・・

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