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ロッテ・松川虎生インタビュー 指先が勝負を決める 「どんなに苦しい状況でも、キャッチャーも苦しくならないように」

 

大胆不敵という言葉がよく似合う。高卒捕手史上3人目となる開幕マスクを勝ち取った18歳。落ち着き払った姿で扇の要に君臨し、先輩投手たちを巧みにリードしているが、物怖じしないのは、万全の準備をしているからこそ。選択の連続となる捕手は、指先から出すサイン1つが勝負を決める。そう自覚しているから準備と復習を欠かさない──。開幕からわずかな期間で得た課題も高卒新人とは思えぬものだ。
取材・構成=鶴田成秀 写真=高原由佳 ※情報は4月17日時点

松川虎生[ロッテ/捕手/18歳]


阿吽の呼吸へ


 確かな考えを持ち、大切なことは「投手の良さを引き出すこと」ときっぱりと言う。開幕から1カ月足らずでの悔いも、その考えにつながることだ。だからこそ、偉業をアシストできたのだろう。取材は佐々木朗希のバッテリーで完全試合を成し遂げる前に行ったが、快挙達成の日、佐々木朗は「松川を信じて」と口にした。新人捕手は短期間で経験を糧に着実に自らが言う理想の捕手に近づいている。

──間もなく開幕から1カ月がたちます。初めての経験ばかりだと思いますが、連日の試合がある生活はいかがですか。

松川 本当にプロ野球選手になって、初めてのことばかりです。でも、その中でも一軍でプレーしているので、しっかり結果を出さないといけない。しっかり勉強しないといけないと思っています。

──覚えることも多いと思います。

松川 でも、そんな毎日がとても充実しているんです。試合だけでなく、練習も含めて。チームが勝つためにプレーしないといけない思いが、充実した日々になっていて。瞬時の判断が勝敗を分けると思うので、そこで迷わないように、しっかりやっていきたいと思っています。

──試合、それも捕手は決断の連続です。

松川 はい。だから「このときはこうする」というようにしっかり状況を理解して、頭を整理して。それは準備からできることだと思うので。そこが一番大事にしていることなんです。

──寝る前には、必ずその日の試合の映像をチェックするそうですね。

松川 はい。見返しています。

──チェックポイントは。

松川 相手のバッターの反応です。自分のリード、出したサインに対して、相手がどう反応していたのかを見ているんです。高校時代からノートを付けているんですけど、プロでも続けていて。毎試合、毎試合、気が付いたことは欠かさずにノートに書いています。

──キャッチングやブロッキングなど求められる技術が多岐にわたる捕手ですが、最重視しているのは配球面?

松川 配球やリードが一番ですけど、もっと広い意味でピッチャーの良さを引き出すことです。それは・・・

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