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ドラフトCOLUMN【社会人編】

吉村貢司郎(東芝)、小孫竜二(鷺宮製作所)、福永裕基(日本新薬) 「指名漏れ」を乗り越えて

 

今年こそはの思いが強い吉村


プロ入りへの思い


 最速153キロを誇る東芝の入社3年目右腕・吉村貢司郎(国学院大)はシーズン開幕からアピールを見せている。3月のJABA東京スポニチ大会では、フル回転。ヤマハとの予選リーグ初戦を8回途中2失点で勝利投手。中2日でENEOSとの準決勝では、1点をリードした10回裏にサヨナラのピンチをしのいで決勝進出。ダブルヘッダーで行われたJR九州との決勝では先発した。

「カットボールが良く、真っすぐで空振りが取れてフォークも落ちていた」と6安打完封でMVPを受賞。転機は昨年9月27日のENEOSとの都市対抗西関東地区予選だ。セットポジションで静止し、左足を三塁方向へ振ってから投げ込むようにしたことで「体重移動と上半身、下半身のタイミングが合った」と球威がアップ。自己最速153キロをマークし4安打完封した。

 国学院大4年時、大卒2年でドラフト解禁となる昨年10月11日も指名漏れ。しかし、気持ちを切らさず、ENEOSの補強選手で出場した日本通運との都市対抗2回戦を、7回1失点で勝利投手と22年シーズンにつなげた。

 鷺宮製作所の155キロ右腕・小孫竜二は遊学館高3年時、創価大4年時、そして昨年の社会人2年目と・・・

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