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竜魂インタビュー

中日・高橋宏斗インタビュー 自慢のストレートで真っ向勝負 「自分から真っすぐをとったら何も残らない投手ですから」

 

150キロ超の力強い真っすぐが一番の武器だ。2021年のドライチは昨年、一軍登板は一度もなく、ファームでも白星をつかむことができなかった。しかし今季、一軍デビューを飾って2勝をマーク。高卒2年目の若竜がチームに勢いを与えている。
取材・構成=牧野正 写真=桜井ひとし、BBM


一軍と二軍の違い


 高卒2年目とは思えない気持ちの強さ、堂々としたピッチングで、投げるたびに評価を高めている。スプリット、スライダー、カーブと変化球も巧みに操るが、何よりも持ち味は切れ味抜群のストレート。3月30日のDeNA戦(バンテリン)でプロデビューを果たすと、続く4月7日のヤクルト戦(神宮)でプロ初勝利を手に入れた。「とにかく勝ちたい」と勝利にこだわる19歳。投手王国のドラゴンズにおいて、将来のエース候補であることは間違いない。

──開幕からここまで4試合に先発しましたが、振り返っていかがですか。

高橋 順当に来ていると思いますし、体も問題はありません。今はもう結果を求めて投げているという感じです。

──2勝2敗という結果については。

高橋 2勝しているというより、2敗している事実のほうが、自分の中では大きいと思っています。勝つことの難しさを痛感しています。

──4月29日の広島戦(バンテリン)は5回1失点ながら、相手エースの大瀬良大地投手と投げ合いました(9回完封)。何か感じたこともあったのでは。

高橋 自分は調子が良くないながら何とか粘ることはできましたが、大瀬良さんのピッチングに圧倒されていました。ずっと相手のペースの中で“投げさせられている”という感じでした。

──プロ初登板は本拠地バンテリンでしたが、そのときの気持ちは。

高橋 やっとスタートラインに立てたかなという気持ちはありました。バンテリンはオープン戦でも投げてはいたのですが・・・

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