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竜魂インタビュー

OBからの視線・川上憲伸(野球解説者)に聞く「キーマンは高橋宏斗と石川昂弥、先行逃げ切りと打順の固定がカギ」

 

立浪和義監督を新指揮官にスタートした今季のドラゴンズだが、ここまでの戦いはどのようなものなのか。かつてのエースに聞いた。
取材・構成=牧野正 写真=BBM ※本文中の記録、数字は5月2日現在


セットアッパーの重要性


 4月を終えたところでちょうど5割(13勝13敗)ですが、想像していた以上にいい戦いができているという印象です。延長戦は3試合負けなしで2試合がサヨナラ勝ち。終盤での逆転勝利も見られて劇的な勝ちが多い。ファンの間で言われている“ミラクルエイト”と言われる8回の得点は23。総得点は94ですから約4分の1です。言い方は悪いですが、“くだらない試合”はほとんどなく、勝っても負けても明日につながる戦いができているように思います。

 打線が打つときに投手が抑えられず、打線が打たないときに投手が抑えられる。いわゆる投打のバランスがかみ合わない試合が続くとチームに勢いやリズムが出ず、戦い方が重くなっていくんですが、ここまでは投打のバランスが取れていると思います。野手陣はここ数年、投手陣に助けられている気持ちが強いと思いますからね。野手と投手が背中を向けているような戦い方ではなかなか勝てませんし、お互いの信頼関係の中で今はできているように思います。

 投手陣は何だかんだ言っても大野雄大柳裕也でしょう。長いイニングを投げられるのはこの2人ですし、逆に言えばこの2人しかいません。小笠原慎之介を含めて三本柱と言われていますが、僕の中では小笠原をそこに入れるのはまだ早い。昨年に6年目にして初の規定投球回に達したからそう言われているのだと思いますが、まだ1年ですから。もちろん期待はしていますし、やってもらわないと困る投手ですが、大野雄や柳のように放っておいてもやってくれるという信頼感はまだない。今年が勝負です。

 これから浮上していくのに絶対的に必要なのは若い力、すなわち・・・

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