優勝を意識するのはまだ早いが、そのための道は考えておきたい。何が問題で何が必要になってくるのか。歓喜の瞬間はその先にある。 写真=石井愛子 開幕から1カ月あまり。ドラゴンズが健闘している。5月3日時点で15勝13敗、貯金2。オフに目立った補強もなく、
立浪和義監督が積極起用すると宣言した若手たちの成長を、時に勝敗には目をつぶりながら見守る。そんなシーズンになると思っていたのだが……。
石川昂弥、
岡林勇希、
鵜飼航丞ら若手を起用しつつ、と言っても育成一辺倒ではなく、勝ちにこだわるところはこだわるメリハリ采配が良い方向に出ている。そうなると人は欲深き生きもの。ちなみに立浪監督は昨秋の監督就任以来、「勝利にこだわる」と繰り返してきたが、今年に関しては「優勝を狙う」とは一度も言っていない。それだけチーム改革というのは一朝一夕で成し遂げられるものではないということだ。それでもここまでの奮闘を見ていると、「これがこうなれば」「あれがああなれば」「2011年以来の悲願も」と夢を見ずにはいられない。
昨季チーム打率.237、本塁打69、得点405はいずれもリーグワースト。就任会見で「打つほうは何とかします」と語った立浪監督は・・・
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