前年2位の阪神が開幕戦で8対1から逆転負けし、そのまま、まさかの開幕9連敗を喫した2022年シーズン。新型コロナ感染による離脱者が相次ぎ、なかなか思うような戦いができないチームも多い。ここからは今週号特集の中日以外、11球団序盤戦の「誤算」にフォーカスしてみたい。 ※情報は5月8日現在 来日後2週間で実戦を積まずいきなりクローザーで開幕を迎え、逆転負けを喫したケラー
「
スアレス」(ロベルト・スアレス)という大きな守護神が抜けた穴を痛感した。セ・リーグ記録となる開幕9連敗の発端は、開幕戦だった。5回までに昨年の覇者、
ヤクルトを相手に7点差をつけた。これで圧勝スタートが切れると誰もが思ったに違いない。
それがあっと言う間に1点差まで詰め寄られ、9回へ。
矢野燿大監督は満を持して、新助っ人のケラーをクローザーとして送り出した。しかし、
山田哲人に同点のソロ本塁打を浴び、さらに無死一塁から
サンタナに逆転の2ランをバックスクリーンに叩き込まれた。その裏、猛虎打線は無失点に抑えられ8対10の大逆転負けを喫する。
ここから歯車が大きく狂った。ケラーは新型コロナ禍の影響で・・・
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