週刊ベースボールONLINE

11球団の誤算! 大誤算!?

ロッテ・“NO! マーティン”で上がらぬ得点力/2022序盤戦チェック

 

前年2位の阪神が開幕戦で8対1から逆転負けし、そのまま、まさかの開幕9連敗を喫した2022年シーズン。新型コロナ感染による離脱者が相次ぎ、なかなか思うような戦いができないチームも多い。ここからは今週号特集の中日以外、11球団序盤戦の「誤算」にフォーカスしてみたい。
※情報は5月8日現在

得点源であるマーティンのバットが湿りっぱなしで打線も活気づかず


 チーム防御率は2.79と健闘し、僅差の展開に持ち込みながらも打線が機能せず。20敗のうち1点差負けは8試合を数える。荻野貴司が調整遅れで離脱中も、代わってリードオフマンを務める高部瑛斗の7盗塁を含めてリーグトップのチーム35盗塁と足を絡めて得点機をつくりながら決定打が出ず、チーム得点圏打率は.225と得点力が上らぬままだ。

 最大の要因はポイントゲッターである助っ人コンビの不振。特に開幕から二番として攻撃の起点となるべく爆発を期待したマーティンの不振は深刻だ。シーズン初安打は開幕から5試合目で15打席を要し、4月8日のオリックス戦(ZOZOマリン)で初本塁打を放つも、その一発のみ。打率1割台で26三振と不振から抜け出せず、井口資仁監督も「ちょっと考えないとけない」と5月1日に登録を抹消した。

 陽気な性格で本塁打後のおなじみのパフォーマンス・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング