今季の新助っ人以外の外国人は39人。インタビューに答えてくれたマクガフ(ヤクルト)とY.グラシアル(ソフトバンク)以外の37人の活躍ぶりを名鑑として一気に紹介しよう。2年以上在籍している球団が一人もいないところもあるなど、読めば意外な事実が見えてくるかも……。 写真=BBM ※成績と年齢は5月15日現在、在籍年数は支配下年数 ※Eはイースタン成績、Wはウエスタン成績 【4年目】R.デラロサ[巨人/投手]
2022年成績 9試合0勝0敗1S4H、9回8振2自責、防2.00 NPB通算 116試合4勝0敗33S27H、106回102振30自責、防2.55 ブルペンを支える剛腕 2019年途中でチームに加入するとクローザーを任され、いきなり胴上げ投手に。翌20年は背番号を「97」から愛着ある「12」とした。160キロに迫る剛球とパワーカーブのようなスライダーで打者を圧倒し、来日当初の制球難は改善されてマウンドでの落ち着きも出てきた。3年間負けなしと勝負強さも備え、ブルペンを支え続けている。今季は開幕直後こそ乱れたものの徐々に復調を遂げている。
【4年目】マルテ[阪神/内野手]
2022年成績 11試合26安打0本塁打1打点0盗塁、打率.143 NPB通算 273試合2460安打138本塁打135打点1盗塁、打率.262 ボール球を振らない我慢の男 入団当初は実績が上の
ボーアの陰に隠れ、ケガなどもあり存在感が薄かったが、コツコツと日本の野球に慣れていき、昨季から三番に入った。外角のストライクからボールになる変化球には手を出さない打撃で、出塁率を上げ首位争いの原動力となった。4年目の今季はさらにシェイプアップして来日も、開幕直後にケガで戦線離脱した。5月10日に一軍に復帰したものの、打撃の調子が上がってきていないところが悩みだ。
【4年目】ブセニッツ[楽天/投手]
2022年成績 12試合1勝0敗0S7H、11回11振3自責、防2.45 NPB通算 143試7勝7敗18S52H、135回111振44自責、防2.93 救援でフル回転を見せる剛腕 メジャーでは2017年から2シーズンで51試合に登板。19年に
楽天入りすると、シーズン途中からセットアッパーに定着し、54試合登板とフル回転を見せた。155キロを超える速球とカーブを武器に、緩急自在に打者を打ち取るスタイル。
松井裕樹が先発転向した20年には抑えを任され、18セーブ。今季は新型コロナ陽性判定で開幕後に離脱も4月半ばに復帰。だが、5月15日に右足骨折の疑いで再び離脱となった。
【4年目】C.スチュワートJr.[ソフトバンク/投手]
2022年成績 登板なし NPB通算 11試合0勝2敗0S1H、23.2回36振16自責、防6.08 開花が楽しみな日米注目右腕 入団時から話題をさらった右腕。2018年のMLBドラフトでブレーブスから1巡目指名(全体8番目)を受けるも契約合意に至らず、大学を経て19年5月に日本でプロキャリアをスタートさせた。育成重視の球団方針もあって、来日3年目の昨季・・・
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