週刊ベースボールONLINE

2022魅惑のスタジアム 令和の新様式!球場TOPICS

【バンテリンドームナゴヤ】足元一新! 6代目は総工費約4億円限りなく天然芝に近い人工芝

 

バンテリンドームナゴヤの人工芝が今シーズンから張り替えられた。これまでと何がどう変わったのか。新しい人工芝について解説しよう。
取材協力=(株)ナゴヤドーム、ミズノ(株) 写真=井田新輔

バンテリンドームナゴヤ


「巻き取り式」から「固定式」へ変更


 すでに開幕から2カ月以上が過ぎたが、昨季に比べてバンテリンドームナゴヤ(以下バンテリン)の雰囲気が変わっていることにお気づきだろうか。総工費約4億円をかけて人工芝が全面張り替えられているのだ。昨季と比べれば見た目の違いは明らか(下写真参照)。“ミスタードラゴンズ”と呼ばれた立浪和義監督誕生に合わせ、バンテリンも人工芝を張り替えて新しいスタートを切ったのかと思いきや、そうではなかった。

【2021】濃い緑が鮮やかだった昨年の芝。ちなみに過去4回の人工芝更新は02年、06年、11年、18年


「監督が代わったから更新したのではなく、人工芝の更新はだいたい4〜7年の周期。芝の状態を見ての判断になります。前回の更新は2018年だったのですが、18、19年はイベントでの使用が多く、痛みも早かったので4年で更新ということになりました」((株)ナゴヤドーム企画・広報部/林弘高さん)

 濃い緑と薄い緑のツートンカラーにしたのはフィールドに鮮やかさ、華やかさをもたらすため。1997年のナゴヤドーム開場から数えて5度目の更新で6代目となる人工芝だが、見た目以上に違うのは「巻き取り式」から「固定式」になったことだ。

「敷きっぱなしの通年使用が可能ということです。これまではプロ野球シーズン中にコンサートなどが開催されるたびに芝を巻き取り、それが終わるとまた敷き直すという作業を繰り返していましたが、それを続けていればどうしてもうねりというか、芝に癖ができてしまいます。今度の新しい芝は・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング