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止まらない燕の快進撃 SPECIAL INTERVIEW

ヤクルト・石川雅規インタビュー 今も変わらないもの 「原点であるストレートをブレずに大切にしている」

 

チーム最年長・42歳のサウスポーは、スワローズに欠かせぬ大きな存在として、21年目を迎えた今も神宮球場のマウンドに立つ。積み上げた勝ち星は現役最多の181。大記録200勝を目指し、次の登板へと準備を進める。
取材・構成=小林篤 写真=井田新輔、桜井ひとし、松村真行
※成績は6月23日時点、年齢は2022年の満年齢

19歳・内山壮真との23歳差バッテリーで、見事勝利投手に。チームを今季最多の8連勝に導いた


意気に感じて


 6月19日の広島戦(神宮)。先発マウンドに上がった石川は初回に2点を許すも、その後は立て直し7回3失点の好投。村上宗隆の2本塁打など打線の援護もあって今季4勝目をマークし、首位・ヤクルトを今季最長の8連勝に導いた。

──19日の広島戦は父の日でしたが、2人の息子さんの父親でもある石川投手にいつもと違う感覚はありましたか。

石川 そんなに変わらないですかね。どの試合も大事な1試合ですので、特に今日は何の日であるかは、意識しないようにはしています。

──その広島戦は初回2失点。大ベテランの石川投手でも立ち上がりは難しい。

石川 何度先発マウンドに立っても初回というのは難しいです。0点で抑えるのが一番ですけども、思うようにいかないことが多いので、1点取られたら2点目をあげない、2点目を取られたら3点目をあげないと意識は変えていきます。でもやはり初回は慎重になります。

──2回以降はカーブを有効に使いながら立ち直りました。

石川 初回は少し体の開きが早いというか、投げ急いでいる部分がありました。また広島打線が真っすぐを積極的に振ってきていたので、初回が終わったあとにキャッチャーの壮真(内山壮真)と「緩急を使って攻めていこう」と話をしました。2回以降は壮真が大胆なリードをしてくれたので非常に助かりました。

──今季最長7回を投げ3失点。暑い中で体力的な問題はなかったですか。

石川 試合が始まってしまえば相手も環境は同じですので、気にせずにプレーしていますけど、やっぱり暑かったですね(笑)。でも信頼して7回を投げさせてもらったので、そこは意気に感じてといいますか。7回にホームランを打たれてはしまいましたが、ありがたかったですね。

──そのホームランは7回二死走者なしから浴びた一発でした。

石川 一発が一番良くないですね。初回の2点目もツーアウトからの一発でした。ツーアウトからの失点はチームの勢いを下げてしまいます。もったいなかったで済ましてはいけないのですが、あの一発は本当にもったいなかった。

──7回3失点の好投、打線の援護も受けて4勝目を手にしました。

石川 本当に打線が頼もしいです。1点でも少なく抑えれば、絶対に野手が盛り返してくれる。打者のおかげでなんとか粘り強く投げられています。

──3勝目を挙げたオリックス戦(6月9日、京セラドーム)では5回1失点。6回以降は継投策で2対1の勝利でした。リリーフ陣の好投も光ります。

石川 リリーフの投手は試合に投げる投げないにかかわらず、毎日・・・

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