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第93回都市対抗野球大会展望

大会組み合わせ&展望 「黒獅子旗」奪取まで5戦 熱狂の31試合が展開!!

 

第93回都市対抗野球大会は7月18日から12日間、東京ドームで熱戦が展開される。東京五輪開催に伴い2020、21年は11月末の開幕。3年ぶりの夏開催で、推薦出場の東京ガス(前年優勝)に全国12地区の二次予選を勝ち抜いた計32チームが栄光の黒獅子旗をかけたトーナメントで熱戦を繰り広げる。


前回大会優勝・東京ガス 開幕試合でJR東海と対戦


 第93回都市対抗野球大会の組み合わせ抽選会が6月17日、東京都内で開かれ、1回戦16試合の対戦カードが決まった。推薦出場で前回大会覇者・東京ガス(東京都)は7月18日の開幕試合でJR東海と対戦する。昨年12月9日の決勝で初めて黒獅子旗を手にした東京ガスは2012、13年のJX-ENEOS(横浜市)以来、史上6チーム目(7度目)の2連覇を狙う。

東京ガス・山口太輔監督[左]JR東海・久保恭久監督[右]


 昨年の東京ガスとの決勝を1点差(5対6)で惜敗したホンダ熊本(大津町)は、東京第1代表の鷺宮製作所と対戦。ホンダ熊本は直前のJABA北海道大会で初優勝し、チームの士気は上がっており、悲願の頂点を目指す。

 社会人日本選手権を2019、21年と連覇した大阪ガス(大阪市)は大会初日の第3試合で、13年連続出場のJR東日本(東京都)と屈指の好カードが組まれた。大会最多11度の優勝を誇るENEOS(横浜市)は西濃運輸(大垣市)と対戦し、9年ぶりの黒獅子旗奪取へ照準を合わせている。

 前回大会4強のNTT東日本(東京都)が対戦する東海第1代表のヤマハ(浜松市)との1回戦は好勝負が期待できそう。また、2年連続で4強のセガサミー(東京都)は2年ぶり出場のホンダ鈴鹿(鈴鹿市)と対戦する。

 なお、唯一の初出場である北信越代表のロキテクノ富山(上市町)はJFE西日本(福山市・倉敷市)と顔を合わせる。昨年、初出場を遂げた北海道ガス(札幌市)は2年連続代表で、西関東第1代表の東芝(川崎市)との1回戦で初勝利を狙う。

 東京五輪・パラリンピック開催のため20、21年は11月末から12月上旬に行われてきたが、3年ぶりに従来の夏開催となる。「都市対抗の華」と言われるチーム応援は、昨年に続いて2022年JABA新型コロナウイルス対応ガイドラインの下(応援リーダー、チアリーダー、マイク担当者は30人以内、ブラスバンドは40人以内)で実施(20年は中止)され、入退場に関しても動線を確保して、三密を避けた行動を徹底。応援エリアに観客が入ることはできず、大声、指笛、ハイタッチも禁止される。

6月17日に東京都内で組み合わせ抽選会が行われ、出場32チームの1回戦の対戦相手が決まった。都市対抗優勝チームが手にできる、黒獅子旗を目指したトーナメントとなる

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