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2022ドラフト特集

<DRAFT SHORT STORY>大会新4本塁打、上崎彰吾(東日本国際大)の選択

 

亜大との全日本大学選手権準決勝[6月11日]。東日本国際大は1点を追う2回表、上崎が右越えのソロを放ち、4試合連続本塁打で、大会記録を更新した[写真=矢野寿明]


6日間で取り巻く環境は激変


 まさに、彗星のように現れた。6月の第71回全日本大学選手権。東日本国際大の左打者・上崎彰吾は、過去の大会記録を更新する4本塁打を放った。しかも、内容が充実していた。静岡大との1回戦でソロアーチを含む4安打4打点。金沢学院大との2回戦では逆転3ラン、大商大との準々決勝では先制3ラン。そして、記録がかかった亜大との準決勝では1点を追う2回表に、同点ソロアーチを右翼席へ運んだ。15年ぶりに進出したこの準決勝で惜敗(1対3)したが、五番・右翼手の上崎は4本塁打、11打点、打率.688(16打数11安打)で首位打者賞を受賞した。

 青森山田高では高校通算8本塁打で、南東北大学リーグでは通算1本塁打(今春は0)。出塁率にこだわり「持ち味は選球眼の良さ。甘いボールを振っていく」と、オリックス吉田正尚を理想の打者に挙げる。

 試合を重ねるごとに注目度が上がり、1回戦からの6日間で、上崎を取り巻く環境は激変した。大会前から、この状況が想像できたかを問うと、目を丸くさせながら答えた。

「想像? 全然、していません。ここにいるのが不思議……。少し疲れを感じる」と・・・

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