週刊ベースボールONLINE

高校野球ライバル物語 よみがえる夏の思い出INTERVIEW

阪神・井上広大 野球の怖さを教えてくれた「もし大阪桐蔭に勝っていたらどこか燃え尽きた感じになったかもしれない」

 

甲子園に出場するよりも大阪大会を制するほうが厳しい。1年の夏からベンチ入りしながら、2年連続で大阪桐蔭高のカベを越えられず激戦によって野球の怖さを知った。それを乗り越え最後の夏は全国制覇を果たした。
取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM

打倒 大阪桐蔭高
井上広大[履正社高2017〜19→阪神/外野手]

高校3年の夏の大会決勝では本塁打を放つなど四番としての役割を果たし、全国の切符を手に入れ、その勢いで全国制覇まで駆け上った


井上の夏の対大阪桐蔭高戦績
1年生(2017年) 夏の大阪大会準決勝 ●4対8
2年生(2018年) 夏の北大阪大会準決勝 ●4対6
※3年の夏 101回全国高校野球選手権大会で全国制覇

王者を9回二死まで追い込みながら……


 中学時代の(東大阪)シニアの1つ年上の先輩が入部して、それで自分も行けるなら行きたいな、と。甲子園での山田哲人(現ヤクルト)さんのホームランを見て、強い高校なんだな、というのが履正社への第一印象でした。

 大阪桐蔭のイメージは、藤浪(藤浪晋太郎)さんが春夏連覇したときに、ずっとテレビで見ていましたので、本当にすごいというイメージで、実際にこういうことができる人がいるんだ、と思っていました。それでも大阪桐蔭よりも履正社に行きたいという思いが強かったです。

 僕が入学した年のセンバツ大会で・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング