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高校野球ライバル物語 よみがえる夏の思い出INTERVIEW

中日・清水達也 最後に手にした奇跡の勝利「甲子園優勝よりも浦学に勝った喜びのほうが大きかった」

 

投げるたびに打たれた。勝てる気がしなかった。しかし最後の最後の対決で気迫あふれる投球を披露して、最大のライバルに土をつけることに成功した。その自信が埼玉県勢初の夏の甲子園Vにつながった。
取材・構成=牧野正 写真=BBM

打倒 浦和学院高
清水達也[花咲徳栄高2015〜17→中日/投手]

2017年夏の埼玉大会決勝で浦和学院高を倒し、3年連続5度目の優勝を果たした花咲徳栄高。左から3人目が清水


清水の対浦和学院高戦績
1年生(2015年) 秋の埼玉大会決勝 ●4対6
2年生(2016年) 春の埼玉大会決勝 ●6対7
2年生(2016年) 秋の埼玉大会決勝 ●3対4
3年生(2017年) 夏の埼玉大会決勝 ○5対2

徳栄へのあこがれ浦学への苦手意識


 小学生のころ、ケガをすると自宅に近い接骨院に通っていたんですが、その院長の息子さんが徳栄(花咲徳栄高)のエースだったんです(五明大輔投手)。それで僕が4年生のころだったと思いますが、甲子園への出場が決まって(2010年春)甲子園まで見に行くことになったんですが、その試合で五明さんが完封勝利を飾りました(1回戦で沖縄の嘉手納高に4対0)。その姿にとても惹(ひ)かれました。僕も徳栄へ行って、あのユニフォームを着て野球をやりたいと思ったんです。本当にあこがれました。

 そこからはもう徳栄へ行くことしか頭の中になかったですね。中学のときは練習会にも参加させていただいて・・・

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