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チアリーダーのすべて 球場を彩る女神たち

<アマチュア・チア・リポート>スタンドを飾る応援の輪 アマチュアの世界にも華が帰ってきた!

 

特集の最後にアマチュア野球界のチアリーダーたちの現状もお伝えしよう。プロ野球と違い、選手たちの背中を押す応援、チアリーダーはスタンドから元気を送っている。コロナ禍によりチアによる応援も自粛となっていたが、徐々にあの華々しく球場を彩るシーズンが復活。スタンド、グラウンド一体の空間がよみがえっている。
文=岡本朋祐(アマチュア編集長) 写真=田中慎一郎、BBM

【高校編】甲子園のアルプス席に華と活気が戻ってくる


今夏の甲子園アルプス席での応援は、感染状況を見極めながらにはなるが、19年夏に近い形の運用に戻る予定だ


 新型コロナ禍で2020年は春のセンバツ、夏の選手権とも中止。20年8月にはセンバツ出場32校を招待する甲子園交流試合が開催も、チアリーダーの姿はなかった。スタンドへの入場が許可されたのは野球部員の保護者のほか、学校関係者のみ。21年春のセンバツは出場校が事前に録音した音源が、スピーカーを通じアルプス席で流され、チアリーダー応援が復活した。

 同夏はアルプス席での生演奏が解禁。ただし、感染予防対策のため、チアリーダーは学校応援(野球部員、保護者、学校関係者のみ)が着席する内野席に配置された。今春のセンバツはアルプス席でのブラバンとチアリーダーによる応援が解禁(客席は間隔を開けて座る)。ほぼ、従来に近い光景に戻った。

 そして、今夏である。全国各地の地方大会でも、ほぼ通常どおりの応援が許可された。声は発せないが、心の中で“思い”を届けた。7月12日の千葉大会、習志野高は市川高との初戦を迎えた。同校は「美爆音」に象徴される吹奏楽部が有名だが・・・

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