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高校野球ユニフォーム図鑑

地域別ユニフォームコレクション【近畿編】 和歌山などには古豪も存在するが、近畿エリアでは新しいユニフォームの認知度も高い

 

8月6日に甲子園が開幕した。色とりどりのユニフォームが聖地で躍動している。今週は高校野球のユニフォーム特集。全国各地、お馴染みの甲子園常連の強豪校から、キャリアが浅く、まだ全国的には無名の新鋭校までを網羅。古今東西のユニフォームに思いを馳せながら、球児の夏を満喫したい。
※掲載するユニフォームは最新に限らず、旧デザインも含む。当時の校名を表記。出場回数と成績は2022年春時点(20年春は中止。出場数のみカウント)

【京都】龍谷大平安高

1956年夏優勝時の平安高ナイン


春41回[42勝40敗] 夏34回[61勝31敗]


 伝統の「HEIAN」を守り抜いたのは、ほかでもない原田英彦監督だった。創部100年を迎えた2008年に龍谷大の付属校となり、これに伴いユニフォームのデザイン変更案が浮上したという。例えば、帽子のロゴを「R」にしたり、胸文字に大学名を入れるなど。だが、尋常ではない「HEIAN愛」を持つ指揮官は断固拒否して譲らなかった。その結果、胸文字は守られ、妥協案として左袖に刺繍ができうる最小サイズの「龍谷大学」を加えた。そのほか、余計な装飾は一切なく、オリジナリティーたっぷりの胸文字が、変わらず存在感を示している。

 近畿勢でもっとも夏の甲子園に出場したのは龍谷大平安高(京都)で34回。全体でも北海高(北海道)、松商学園高(長野)に次ぐ3番目の数字となる。ただし勝利数では北海高の21勝、松商学園高の27勝を倍以上も上回る61勝を挙げている。夏の甲子園では・・・

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