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高校野球ユニフォーム図鑑

地域別ユニフォームコレクション【北海道・東北編】 のちのメジャー・リーガーが身にまとったものや、聖地で旋風を巻き起こしたもの。グレーとタテジマのライバル対決も時代を彩った

 

8月6日に甲子園が開幕した。色とりどりのユニフォームが聖地で躍動している。今週は高校野球のユニフォーム特集。全国各地、お馴染みの甲子園常連の強豪校から、キャリアが浅く、まだ全国的には無名の新鋭校までを網羅。古今東西のユニフォームに思いを馳せながら、球児の夏を満喫したい。
※掲載するユニフォームは最新に限らず、旧デザインも含む。当時の校名を表記。出場回数と成績は2022年春時点(20年春は中止。出場数のみカウント)

【青森】三沢高

甲子園決勝で力投を見せた三沢高・太田


春1回[1勝1敗] 夏2回[5勝2敗]


 白地に「MISAWA」のモスグリーンが映える。このユニフォームが甲子園で躍動したのは1960年代後半のことだった。エース・太田幸司は69年夏の甲子園、東北勢として初めて進出した決勝で、松山商高と対戦。延長18回262球を投げ抜くも0対0の引き分け。再試合が行われた翌日には汚れたままのユニフォームで全イニングを投げたが2対4で敗れ、悲願の全国制覇はならなかった。それでも太田はこの大会全594球の力投と、整った顔立ちで空前の「コーちゃんブーム」を巻き起こし、同時に「MISAWA」を一気に全国区へと押し上げた。

 全国、全世代の高校野球ファンにとって最も馴染み深いのが北海(北海道)のユニフォームだろう。初出場は北海中時代の1920年夏。選手権出場39回は全国トップを誇る。リニューアルを行いながらも、根本の部分は変わらない。

 東北では・・・

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