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高校野球ユニフォーム図鑑

<ZOOM UP>伝統校のユニフォームは変わるべきか変わらざるべきか? 継承される「伝統」と新たに切り開く「伝統」

 

1915年、大正4年に「全国中等学校優勝野球大会」として夏の甲子園が始まり、48年の学制改革で、センバツとともに「高校野球」に変わる。加えて、100年を優に超える歴史の中で、学校の統廃合、名称変更も頻繁にあった。ここでは「ユニフォームの伝統」について整理してみたい。

2015年夏の甲子園開会式


高校野球オリジナル10


 2015年、「高校野球100年」を記念し、夏の甲子園開会式に1915年の第1回大会に出場した10校の現役部員が、現在のものではなく復刻された当時のユニフォームで登場した。モノクロ写真を基にしたため、資料や関係者の話から色が特定できない場合、黒、または紺色にしたという。

 この、いわば“高校野球オリジナル10”が鳥取中(現・鳥取西高)、広島中(現・広島国泰寺高)、和歌山中(現・桐蔭高)、久留米商、京都二中(現・鳥羽高)、高松中(現・高松高)、早稲田実、神戸二中(現・兵庫高)、秋田中(現・秋田高)、山田中(現・宇治山田高)である(順不同)。

 胸文字はローマ字が基本だが、学校名をストレートにではなく愛称が多い。ユニークなのは・・・

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