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もっともっとマスコット!!

<温故知新企画>マスコットに歴史とロマンあり【オリックス・近鉄】

 

現在、休養中だったり、どこかに消えてしまったマスコットを中心に紹介してきたい。

オリックス・バファローズ マスコット界のパイオニア的球団


まずは阪急時代からマスコットの歴史があるオリックス。数もドラマも多い球団である

阪急ブレーブス(1947〜1988)─オリックス・ブレーブス(1988〜1990)─オリックス・ブルーウェーブ(1991〜2004)─オリックス・バファローズ(2005〜)

[左]ブレービー時代の島野
[右]ネッピー時代の島野。お別れセレモニーの1コマ


ドラフト1位の「スーツアクター」

 阪急ブレーブスのマスコットと言えばブレービー。登場したのは1981年からだった。中に入っていたのはドラフト1位で巨人に69年入団した島野修。武相高のエースとして活躍し、期待されたが、プロの世界は厳しく、結果を出せないまま76年阪急に移籍し、78年限りで引退。通算成績は1勝だった。

 明るい性格で阪急では宴会部長とも言われた盛り上げ役になった。その島野に阪急の球団職員が目をつけ、80年秋、経営していたスナックを訪ねて「ブレービー」というマスコットに入ってもらえないかという打診をした。島野は悩んだ末に承諾。81年4月11日にデビューした。

[左]ブレービー(1981-90)マスコットのパイオニア的存在
[右]勇太くん(1988-90)88年ブレービー・ジュニアとして誕生


 順風満帆ではない。今と違い、スーツアクターが島野であることは周知の事実。「ドラフト1位が何をやっているんだ」とヤジられ、暑さと戦い、多少のケガどころか、骨折を我慢し出場したこともある。

 その後、球団のニックネームが「ブルーウェーブ」になってからも新しい「ネッピー」に入り続け・・・

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