雨天、さらに新型コロナによる試合中止が相次ぎ、9、10月の戦いが超過密日程となっている。果たして、この空前のサバイバルを勝ち残り、優勝、CS進出と目標達成するのはどこになるのか? ※情報は8月28日現在 ヤクルト・投手陣は余力十分 10連戦も不安なし!
強力打線は相手にとって脅威。エース・小川を中心に先発投手陣が試合をつくることができれば、勝機は必ず訪れる
僅差を維持しリリーフ陣で勝負 新型コロナウイルスの集団感染と雨天中止により7、8月は6試合が延期に。9月は計24試合と数こそ多くはないものの、9日から5連戦、2日間の休養日を挟んで16日からは10連戦と最終盤に大きな山場が待っている。
7、8月と思うような結果が残せていなかったが、8月26〜28日に行われた
DeNAとの首位攻防戦を3連勝。2位DeNAとのゲーム差は7に開き連覇に大きく前進した。この3連戦では主砲・
村上宗隆を中心に打線が爆発し、計12本塁打と打ちまくった。不振に陥っていた主将・
山田哲人もこの3連戦で14打数6安打と復調のキッカケをつかんでおり、過密日程で疲労がたまるライバル球団の投手陣にとっては脅威になるだろう。
打線がこのまま機能していくとなれば、優勝へのカギを握るのは投手陣。序盤の大量失点を防いで接戦に持ち込むことができれば、自慢の強力打線が相手にプレッシャーをかけることができる。シーズン最終盤に入り、投手の疲労面はどの球団にとっても大きな不安要素。だが、
ヤクルトはその点については大きな心配はなさそうだ。
チームは開幕からシーズン、そして数年後を見越して投手運用がなされてきた。
高津臣吾監督、
伊藤智仁投手コーチを中心に各投手は登板管理がされており、スタミナ面では余力十分。先発投手は中6〜7日の登板間隔で、時に登録を抹消し、二軍で再調整をさせながらシーズンを走ってきた。
ゆとりある登板間隔もあり規定投球回到達者は
小川泰弘ただ一人。また突出した成績を残す大黒柱は不在だ。だが、小川に加え、
高橋奎二、
高梨裕稔、
サイスニード、
原樹理、
石川雅規ら開幕先発ローテーションを担った6投手が年間を通じ安定して試合をつくってきている。経験豊富な投手も多く、残り1カ月の戦いにも対応できる。
また、支配下昇格を勝ち取り・・・
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