10数試合を残し、暫定で三冠王に立つ村上。だが、際立つのは打率、本塁打、打点の3部門だけではない。あらゆる項目でリーグトップの座に君臨中だ。史上最強打者誕生の瞬間が近づいている。 優勝争い、CS争いが佳境を迎え、各球団のマークはより一層厳しくなっているが、村上はその壁を越えることができるか[写真=毛受亮介]
本塁打だけではない
すでに今季55号本塁打を記録した村上。次は
バレンティン(元
ヤクルトほか)が2013年に打ち立てた歴代1位の60本塁打更新、そして三冠王達成に注目が集まっている。だが、村上が好成績をマークしているのは打率、本塁打、打点の3部門だけではない。11冠王の可能性が残っている。
過去の三冠王達成者の達成年の成績と今季の村上の成績(9月18日時点)を表にまとめた。赤字の数字はリーグトップの成績である。主な打撃項目のみを抽出した形にはなるが、やはり、どの選手でも三冠王とだけあってあらゆる項目でリーグトップの成績を残しているのが分かる。特に1973年に自身初の三冠王を達成した
王貞治(元
巨人)は・・・
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