週刊ベースボールONLINE

グラブを語り尽くす 名手こだわりの逸品

GLOVE COLLECTION 名手たちの「相棒」【前編】

 

ここではレジェンドで名手と呼ばれたOBたちのグラブを紹介しよう。どれも長い時間をかけて使い込まれ、その手に馴染んでいたことが伝わって来る。
※グラブは主に野球殿堂博物館所蔵、ベースボール・マガジン社撮影など。
ゴールデン・グラブ賞はシーズンを通して各ポジションごとに、各リーグで最も守備力の優れた選手に贈られる賞。1972年に「ダイヤモンドグラブ賞」として制定され、86年から「三井ゴールデン・グラブ賞」に名称変更となった。
【後編】はこちら

FILE.1 投手・桑田真澄


ゴールデン・グラブ賞 8回(1987、88、91、93、94、97、98、2002)

桑田真澄[巨人ほか/1986-2007]


 PL学園高時代はゼットとミズノのグラブを使用していたが、プロ2年目の1987年から引退するまでワールドペガサスを手にしていた。投球フォームのバランスを考え、大きめのサイズを使用。投げてからは守るという意識も高く、大きめのグラブながら華麗なフィールディングを見せた。

FILE.2 投手・山田久志


ゴールデン・グラブ賞 5回(1977-79、81、82)

山田久志[阪急/1969-88]


 山田のグラブはミズノのグラブ職人と言われた坪田(坪田信義)氏がつくっていた。強い打球に負けないように外側が少し硬めのグラブを好み、試合用、練習用、キャンプ用と使い分けていた。夏になると「疲れも出てくるし、グラブも汗や湿気を吸うため」少し軽めのグラブに切り替えていたという。

FILE.3 投手・堀内恒夫


ゴールデン・グラブ賞 7回(1972-78)

 巨人に入団してから、ウイルソン、スポルディング、ローリングスとアメリカ製を使用していたが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング