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豪打伝説 50本塁打超の男たち

<Top 1>60HR(2013) ヤクルト・バレンティン 「聖域」を打ち破ったパワーヒッター

 

ヤクルト村上宗隆が着々と積み上げるホームラン。すでに55本となり、NPB歴代2位タイとなった。村上の前に50本塁打以上をマークした先人たちを記録とともに振り返っていこう。

【Top 1】60HR(2013年)

まずは56号本塁打で「聖域」超え


イチローが開けた扉


 2013年9月15日の阪神戦(神宮)で、来日3年目、ヤクルトのウラディミール・バレンティンがシーズン56、57号を連発した。1964年、巨人王貞治が達成して以後、01年のタフィ・ローズ(近鉄)、02年のアレックス・カブレラ(西武)に並ばれながら破られることがなかった「聖域」、55本塁打をあっけなく、抜き去った。

 この年、5月末時点では14本塁打。トップのトニ・ブランコ(DeNA)の21本に7本差となっていたバレンティンだが、8月に月間新記録18本塁打で一気に数字を伸ばし、以後は独走状態となる。のちのインタビューで「8月後半には、このまま普通に勝負してくれたら(55本は)更新できると思っていた」と話していた。かつて85年のランディ・バース(阪神)、01年のタフィ・ローズなど外国人選手が55本に近づくと・・・

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