シーズンで結果を残しているからと言って、日本シリーズで活躍できるとは限らない。三冠王、タイトルホルダーが頂上決戦に出場した際はどのような成績を挙げたのか。過去の日本シリーズで探っていく。 文=永山智浩 写真=BBM バースはMVP獲得
今季は
ヤクルトの
村上宗隆が18年ぶりの三冠王を獲得した。
2リーグ制以降、三冠王を獲得した過去の選手は、
65年
野村克也(南海)☆
73年
王貞治(
巨人)☆
74年 王貞治(巨人)
82年
落合博満(
ロッテ)
84年
ブーマー(阪急)☆
85年 バース(
阪神)☆
85年 落合博満(ロッテ)
86年 バース(阪神)
86年 落合博満(ロッテ)
04年
松中信彦(ダイエー)
と延べ10人いるが、そのうち日本シリーズに出場したのは4人(☆印)しかいない。
戦後初の三冠王・野村克也(南海)は、巨人9連覇の最初の年(65年)に対戦したが、1勝4敗で敗れた。野村は、打率.278、1本塁打、2打点の成績。第4戦まで打点はなく、第5戦の初回に先制2ランを放ったもののサヨナラ負けに終わった。
続いて73年の王貞治(巨人)は9連覇最後の年。このときの対戦はくしくも南海だったが4勝1敗でV9を達成。四番・王は第4戦に一発を放つと、第5戦では初回に逆転2ランを放った。打率.286、2本塁打、5打点と9連覇に貢献している。
その11年後の84年はブーマー(阪急)が出場。しかし
広島投手陣に徹底的にマークされ、7試合で自慢の一発は打てず・・・
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