昨年と同じ顔合わせで熱戦が再び幕を開ける。ともにリーグ連覇を遂げたオリックスとヤクルト。左右の先発の柱に強力救援陣、左右の強打者と、共通点が多い両球団による頂上決戦は、10月22日に燕の本拠地・神宮で幕を開ける。昨季は4勝2敗でヤクルトが日本一に輝いたが、果たして今年は――。両軍の戦いを占おう。

“神様”を眠らせて

　昨年から戦力アップしたと言っていい。エース・山本由伸、左腕・宮城大弥の先発二本柱は健在で、昨季は故障明けで救援に回っていた山岡泰輔も先発として計算が立ち、ブルペンも強力に。中嶋聡監督も「盤石かどうかは分からないけど、うちの強みでもある。そこに関して、信頼はしています」と認める最大の武器である豊富な救援陣は、山崎颯一郎、宇田川優希ら、球速150キロ台後半の球威とキレ、さらに・・・