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ドラフト1位クローズアップ

【広島1位】斉藤優汰(苫小牧中央高/投手) 新風を巻き起こす北のシンデレラボーイ「厳しく育てていただいて、ファンの期待やチームの意向に応えたい」

 

プロから能力を認められたドラフト1位指名選手。12人の逸材たちのポテンシャルはいかなるものか。ドラフト当日の表情とともにリポートする。
取材・文=伊藤華子 写真=兼村竜介

女手一つで育ててくれた母・明美さん[左]と握手。プロの世界で活躍して恩返しを誓う


長身から投げ下ろす150キロ超の直球が武器


 151キロ右腕・斉藤優汰は、1週間前の指名公表どおり、広島から1位指名を受けた。広島の高卒投手1位指名は、2009年の今村猛以来13年ぶりであり、そのうち北海道出身となると史上初だ。

 詰めかけた報道陣を前に「呼ばれるまではドキドキ。緊張を楽しみながら待っていました。指名されてとても光栄ですし、周りの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。(広島は)ファンと一緒に戦っているイメージ。新井(新井貴浩)監督はすごく頼もしくて、優しさの中にも厳しさがある印象です。厳しく育てていただいて、ファンの期待やチームの意向に応えられるようにしたいです」と引き締まった表情で意気込んだ。指名から約50分、自身の胴上げのために集まったチームメートに声を掛けられ、やっと白い歯をこぼした。

 武器は189センチの長身から投げ下ろされる150キロ超のストレート。2年夏は・・・

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